「好きにすればーって言われたし・・好きでいても重荷じゃないよね・・私が勝手に好きなんだから・・このままでいいよね・・」 浩子は自分に言い聞かすようにそう呟いた。 これから先の話なんて誰も分からない。 浩子の気持ちが変わって他に男が出来るかもしれない。 充にも転校先で気の会う仲間を見つけるかもしれない。 そしたら俺はまた 一人に戻るのかな―――。