「瑶の容態は何かあれば私が君に連絡するから。変に心配せずに、今を楽しみなさい」 握られた肩から、暖かさや優しさやパワーが俺に流れ込む。 本当に不思議な人だ。 瑶の父親がこの人で良かった。 この人と話せて良かった・・・。 俺は立ち上がり、立ち去る背中を見つめ深く頭を下げる。 俺は、今日から生まれ変わるんだ。