もう一度 君に会えたら

すると、出てすぐのソファーに瑶のお父さんが座っていて目が合った。

俺は立ち止まって会釈をする。

俺がいたから部屋に入れずにいたのかも知れない。



「見舞いに来てくれたんだね、ありがとう」



そう言うと立ち上がり俺の方へ歩み寄ってきた。



「いえ。おじさんは瑶の付き添いで?」



「うん、今日は仕事が休みでね。なかなか一緒にいてあげる事が出来ないから」



この前会った時より、生気の戻った顔をしていた。

今日はポロシャツにジーンズといったラフな格好だ。



「ちょっと話そうか」



軽く微笑むと、俺を誘導するように先に歩き始めた。