「何?」 「ゴメン、押し付けとかじゃなくて私が単に思った事だから」 ポリポリ、と頭をかきながらご機嫌を伺うかのような目で俺を見る。 あ、この前の進路の話の事気にしてんのか。 「いや、別にいいよ。何か今日は気分がいいから許してやる」 クシャクシャと瑶の頭をかき回し俺が笑うと、瑶もホッとした表情に戻った。 「明日終業式だし、これからは毎日見舞いに来てやるよ。ガソリン代ねーから歩きだけどな。一日中病院じゃ退屈だろ」 ホント、病室ってのは何の変化もない。