「大丈夫?あ、顔色は良くなったね。保健の先生が貧血だって。最近、寝れてないの?」 「ちゃんと寝れてるよ。心配かけてごめんね」 「榊も心配してたよ」 「榊も?そうなんだ…」 そのまま黙り込む私に愛美は不思議な表情を示した。 そんな愛美に私は言葉を発する。 「愛美…私ね、最近おかしいの」