「なかなか梅雨明けないな」 箸を止め、屋上の扉に目を向ける。 「そうだね」 「早く、外で食べたい」 「梅雨が明けたら、夏だね。夏休みだよ」 「その前に期末がある」 「それを言わないでよ…」 暗くなる私を創ちゃんは呆れたように笑った。 「美嘉は今から勉強しないと危ないよ」って言いながら。