夏休み、一度も榊と会うことなく新学期を迎えた。 榊から連絡が来ることもなかったし、私も連絡することはなかった。 というより、連絡することが出来なかったっていう方が正しいかもしれない。 「榊」 朝、下駄箱で榊が来るのを待っていた。 自分の気持ちを伝えるために…。 榊は私の声に気付くと、一瞬動きが止まった。 「話があるの…」