Voice〜彼の声〜




「てかさ、榊ウザい」


「えっ?いきなり何?」


「美嘉の話ばっかりしてくんだけど」


思わず顔が赤くなる。



「…ご、ごめんね」


「美嘉が謝ることじゃないよ!まぁ、榊の嬉しい気持ちも分かるから、仕方ないんだけどさ」


呆れたように愛美はため息をつく。



「榊といて楽しい?」


「……うん、楽しいよ」


「幸せになるんだよ!」


「…うん」


愛美の温かさに一瞬、涙が出そうになった。