私は昔を思い出して、くすりと笑う。 気付けば中学から創ちゃんのとこへと辿り着いていた。 「創ちゃん、元気だった?」 返事のない創ちゃんの前にしゃがみ込む。 「何か言ってよ…」 創ちゃん。 「逢いたかったよ」 創ちゃん…。 創ちゃん、創ちゃん! 私は何度も創ちゃんの名前を呼び続ける。 涙がとめどなく溢れ出す。 創ちゃん…、何処にいるの? 早く迎えに来てよ…。