『さがれよ!』



『あ、すいません。』



我にかえった私は小さな声で返事した。



うわー、どうしよ。





心臓バクバクだよ。



入学式そうそう胸キュンするなんて…




でも、かっこよすぎるんだもん。





結局、入学式は頭ん中真っ白で終わりを迎えた。





― 次の日の朝―








昨日の夜はあの人のことでいっぱいで



ぐっすり寝ることが出来なかった私は




睡眠不足です!



眠い目をこすりながら



学校へ向かった。




『おー!ゆきの!おはよ!』




『あ、舞ちゃんおはよ!』



偶然舞ちゃんにあった。



隣にはモデル並みに美人な人がいた。




『あ!この子は私と同じ中学の松島奈々!』



『奈々ってよんで!よろしくね。』




『ゆきのだよ!よろしく。』