あれは中学２年の夏のこと。
同じクラスでムードメーカーの君は、
よく私のコトをからかったよね。

気持ちが曖昧なまま、
アナタに引き寄せられていく私は
とても幼くて、きっと君が大好きだったんだね。

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私の名前は　【北山　渉】　きたやま　あゆむ。
ごく普通のどこにでもいる中学生で、
別に頭がいいわけでも、
勉強ができるわけでもない。
足が速いとか、
モテモテだとか、まったく無関係。

ただ、そんなコトとは逆に
背がちっちゃくて、ちょっとぽっちゃり体型で、
バカだし、唯一のとりえは元気なことくらい。

そんな私は、２年生になって
素敵な出会いができたんだ。