唇が首筋に触れて、堪えるように近くの窓に手をついた

かずまの息がかかって、無意識に呼吸のリズムを合わせてしまう



「俺の選んだ下着?」



低い声で耳元でたずねられて

アタシは「うん」とうなずくと

腰に巻きつくかずまの腕に手を重ねた


ぎゅっと力が込められて

背の高いかずまがアタシの髪に顔をうずめるのを感じる


……熱い


彼の声がダイレクトに脳に響いて、有無を言わさず指令を下されているみたい


「見たい」


深く息を吸っても制御できないほどに胸がドキドキしてる

こんなセリフに胸がキュンってするなんておかしいかもって思うけど


……キュンってしちゃったんだもん


こうゆう時のかずまはものすごく素直なんだ……



ストレートに欲求をぶつけられて、女としてのプライドがくすぐられる



だけどアタシは景色にちょっと目をやって

「ダメ……」とかずまの腕がこれ以上好き勝手に動かないようにぎゅっとつかんだ


「俺が選んだんだから、見ていいに決まってる」

「ダメ、見るだけじゃ済まないもん」


動きを封じるアタシの手から逃れたかずまの指が肩をなぞって、行き先を悩ませる


「フルコースのデートだって言っただろ?」

「フルコースはもう食べたでしょ?」


悩んだ指先が焦れるように何度も鎖骨に沿って動いている