列をなして、たくさんの箱を積み重ねてユラユラと運んでくる人

大きなバッグを片手に入ってくる女性


ガラスの靴でもあるんじゃないかな??

かぼちゃの馬車とか…乗れるかも知れない



童話の世界

映画の展開



「すごすぎる……!」


興奮してアタシは思わずぴょんと跳ねる



「服は好きなの選んで」


夢のようなことを言われてアタシは胸の前で両手を合わせた

目がキラキラして、チカチカして、最終的にはうっとりする



「ただし、スカート限定な」



かずまの言葉も半ば意識外

アタシはこくこくと何度もうなずいて、感動に酔いしれていた


ハンガーラックにフワフワとフラフラと立ち寄りワンピースをとって大きな鏡の前に立つと合わせてみる

ちらりと見えたタグにはアタシには買えないブランド名…ヴィヴィアン……


恐ろしくて再びハンガーラックに戻そうとすると「着てみれば?」と背後から声をかけられる


振り返ると、隣の部屋を指差しているかずま


い、いいのかな

値札とか、怖くて見れないんですけど


「早く」


とせかされて、アタシは隣の部屋に入って……ハタ、と気がついた


ワンピースを一旦置いてかずまの元へ戻る