「俺のそばで


俺の機嫌だけとってろ」



お利口に返事しているからか、凪いだ波のような目に変化している気がする



「返事は?」


「は…い……」



アタシは警戒しつつかずまの目を読み続けた



肩を落としたかずまは同じようにベッドに腰掛けて、軽々とアタシをもちあげると自分のひざの上に向かい合うようにまたがらせた



「俺と……」



かずまの膝の上で、今度は彼を見下ろせる位置

上から見るかずまのまつげが何度か上下する


髪から爽やかな香り

何もつけてないのにうるおった唇

そんな姿に目を奪われながら次の言葉を待った



「気持ちいいことがしたいんだって?」



…………!!


そんなこと……言いました……よね


バカ、アタシ


かずまはアタシの太ももをなぞるように両手を動かした



「この指で触ってほしいんだよな」


つくづく自分で自分が信じられない

何口走ってんの、アタシ