-------厄日だ
厄日
ツイてなさすぎてちょっと笑けてくる
ポーチ
ケータイ
鍵
道で配ってたポケットティッシュ
前髪を留めるクリップ
…………
無造作にカバンに詰め込んで、最後にパンプスを片手に持って顔を上げる
既に閉まっている電車の扉……
そして電車とアタシの間で
…眉根を寄せた新田くんがこっちをにらんでホームに立っていた
「お前……」
ヒヤッとアタシのまわりの空気が凍る
「と、年上に向かって“お前”って何よ」
「年上だったらもっと年上らしくしろよ」
そう言うと彼は呆れたように、ぬかりひとつない黒髪をガシガシとかいた
「終電のがした……」
新田くんのため息まじりのセリフにアタシは今日何度目かわからない謝罪
「ほんっと、ごめん」
彼がジーンズの後ろのポケットから携帯電話を取り出してどこかに電話をかけはじめるのを見ながら、アタシはがっくりと肩を落とした
厄日
ツイてなさすぎてちょっと笑けてくる
ポーチ
ケータイ
鍵
道で配ってたポケットティッシュ
前髪を留めるクリップ
…………
無造作にカバンに詰め込んで、最後にパンプスを片手に持って顔を上げる
既に閉まっている電車の扉……
そして電車とアタシの間で
…眉根を寄せた新田くんがこっちをにらんでホームに立っていた
「お前……」
ヒヤッとアタシのまわりの空気が凍る
「と、年上に向かって“お前”って何よ」
「年上だったらもっと年上らしくしろよ」
そう言うと彼は呆れたように、ぬかりひとつない黒髪をガシガシとかいた
「終電のがした……」
新田くんのため息まじりのセリフにアタシは今日何度目かわからない謝罪
「ほんっと、ごめん」
彼がジーンズの後ろのポケットから携帯電話を取り出してどこかに電話をかけはじめるのを見ながら、アタシはがっくりと肩を落とした



