“何してんの??”

ルリちゃんにメール一通


「おねーさん達、何してんのー??」

連れのノリの軽い声

「んー?買い物に疲れてきゅーけー」

間延びしたゆるい返事


「そうなんだ、ねね、俺たちと一緒にカラオケでもいかね??」

「あ~、昨日カラオケ行ったんだよね~」


……こりゃ、無理だな


「じゃあ、ビリヤード行こうよ」

「え~、できないし」


ケータイが震えて、俺は会話の輪に加わらず少し離れた


“お友達とお買い物してます!★ルリ★”


んーーーやっぱさっきのは見間違えか


ルリちゃんが男と歩いてるわけないし、勘違い勘違い……


ほっとしたのもつかの間

むなしさが襲ってくる

ふと視線を戻すと



「もう友達の門限に近いから、一緒に遊べないや、じゃーね」



いつの間にか撃沈してるし


立ち去っていく女の子達の背中を見送ると、早速次の物色に入るほかのみんなのテンションとは逆に気分が下がる


「俺、今日パスするわ」

「え?なんでよ

かずまもお前もいないんじゃ成功率下がんじゃねーか」

「んー……悪い

ま、がんばって」

迷彩のダウンジャケットに両手をつっこむと、真冬の冷たい風に背中を押されるように俺は駅に向かって歩き始めた