服を整えられて、髪を撫でられて、フルーツのお皿の前にある椅子に座らされた


「はい」


……はいって、言われても



自分はさっさとシャワーを浴びに行ってしまった


なんでここに、放置??

余韻でイチャイチャするの……好きなのに


ましてや食べ物を口にする気もおきないし


シャワーの音を聞きながらベッドに移動すると、うつぶせでひじをたてて窓の外をボーっと見つめた

安物で弾んだりしない、なんだかグーッと体が沈む高級感溢れるマットレスに体が飲み込まれる

時間をもてあまして、足を交互にパタパタと動かす



なんで……一人でシャワーに行っちゃうかな……



等間隔に並ぶ街灯と、ゆらゆらとライトを揺らせながら走る車、点滅する歩行者用信号


夜景はいろんな色で彩られているけど、どうしても意識が室内に向く


放置された感が増してくる


腕をのばして突っ伏すと足をバタバタした




「服、しわになるぞ」




ガバッと体を起こすと、濡れた髪とバスローブのかずま



……シャワーあびるのはやい



「アタシも、シャワーあびてこよっかな……」


横に座ったかずまと入れ違いに立ち上がると、スッと腕をつかまれた