…………なんで??


「俺を惑わすために生まれてきたんだろ??」


惑わされたんだ…………

かずまの耳元に唇を寄せると、サラサラの髪がアタシをくすぐってくる


「ねえ、……味見、終わり??」


突然立ち上がったかずまがアタシの体を引き上げると、背後の鏡台に浅くアタシを腰掛けさせた



(え?)と思う間もないまま、鏡に背中が押し付けられて深く唇が合わさってくる


かずまの体が割り込んできて、足が広がる

片方の手がアタシの肩からストラップをずらして、もう片方の手がスカートのすそから足に沿って這い上がってくる

スカートの中で、かずまの手が迷子


冷静なかずまと、昂ぶるかずまがたたかってる……



いっつもアタシを手中で弄んでるくせに、ちょっと煽ると……余裕なくなっちゃうんだから……

ちょっと動けばベッドがあるのに、その時間すら我慢できないみたいに


どうしようもなく熱いものがアタシの胸に生まれてくる



もうちょっと……刺激しちゃえ……



顔を少し動かして、かずまのキスから逃れると、おでこをくっつけ合う

「かずま……おいしい?」

「ん……おいしい」


…………かわいいッッ



「……食べたい?」

「ん……食べる」




…………あ、

主導権奪い返された



重なる唇から思考を奪うように舌が挿し込まれる

さまよってた手が目覚めたように動き出す


「ベッド、行かないの?」



「大丈夫、夜は長いから」




……大丈夫の意味が、わかんないっ