「お前、遠い……こっち来い」


すねてるのに、こう言われると従っちゃう


アタシが寄っていくと、かずまのひざの上に座らされる

こっち側に座ると、横の鏡台の鏡にも夜景がうつって、なんだか夜景に囲まれてるみたい


やっと、アタシの口に入るスプーン

続けてもう一口食べさせてくれる


アタシはかずまの前髪をもちあげて、おでこにキスをした



「生徒会長さんは、こうやって女の子口説くんだ」

「お前にしかしねーよ、こんなこと」

「学校では、クールな生徒会長さんだもんね」



ちょっぴり冷やかしたように言うと、アタシを見上げて黙った



「真正のSで

 俺様で

 わがままで……」


そう言うと、かずまが笑う


「大絶賛だな、俺」



「うん…………


でも、……スキなの」



かずまの頭を抱きしめた


その髪を撫でると、見上げてくる理知的な瞳


ギュッと苦しくなってくる




「俺……がまんできなくなりそ……」




かずまはそう呟くと「ほら、もう自分で食え!」とアタシをひざからおろした