肩から顔を離して唇同士が触れそうになった時、おちついた音色のチャイムが控えめに鳴らされた


アタシは体を起こす


「何??」

「ルームサービス」



ずらしていた肩ストラップを元の位置に戻して立ち上がったかずまがドアをあける

次々に運ばれてくる料理・デザート・ドリンク



「すごーーい!!」


裸足でテーブルのそばまでいくとアタシは大はしゃぎ


レストラン顔負けの豪華さ…………!


テーブルだけには乗せきれず、鏡台の前にフルーツ盛りが置かれた


向かい合って座ると、二人で片っ端から手をつける



「おいし~い!!」

目移りして、キョロキョロ


かずまが食べているのを見て「おいしい?」って聞くと、ニコッと笑ってスプーンを差し出された


「一口やるよ」


そう言うから、身を乗り出して口をあける


ゆっくりとそのスプーンが…………


かずまの口に


え??


再びすくって、アタシの口の前を通過して……


かずまの口に



また……いじわるされてる


「もう……」と、アタシは体を引っ込めた