目覚ましがうるさい


起きたくない

目をあけてしまうとこのぬくもりから離れてしまわなくちゃいけないから


何度止めても止めてもしつこく鳴る目覚まし時計にアタシは意識を覚醒させた


昨夜はシャワーも浴びずに寝ちゃったから、ちょっと早めに用意しなくちゃ……



ベッドから出ようとすると、後ろから伸びてきた腕がアタシの体をまたベッドの中に引き戻す



「今日はずっとここにいたい」



寝起きの声が小さくくぐもって聞こえてくる


何?

かわいい……



再び胸から全身があたたかくなって、そのまま目を閉じてしまいそうになるから、必死で逃れた



「ダメ、学校行かなきゃ」

「じゃあ、俺ここで待ってる」

「ダメだってば」


いつものいじわるなかずまじゃなくて、ものすごく子供みたい……



朝は、かわいいんだ……




アタシはかずまのほっぺにちゅっと唇をつけると、起き上がった