「くそ……っ」



やさぐれて暴言吐いてるけど


……かわいいし



アタシが申し訳なさげにかずまを見ていることに気づくと、かずまはますますすねた


「これくらいはいいだろ」


反撃とばかりにアタシの腰を強く抱き寄せると

半ば強引なチュー


「んん……っ！」



不意をつかれて、呼吸を忘れて、目もあけたまま


……苦し……



あごをひいて唇から逃れると大きく息を吸った


両手で顔を上げられて再び向き合うと今度はきちんと目と目が合ったまま近づいていく


薄く開いた唇を舐められて

ゆっくりと侵入してきた


たまらない官能的な動きに耐え切れずにかずまの背中に腕をまわしてしがみついた


説くように背中を撫でながら抱きしめられて


手は優しく動くのに、どうしても我慢しきれない気持ちが口から流れ入ってくる



そのあまりもの甘い時間に


流されそう…………