『ハァ………ハァ……―』
あたしはとにかく屋上へ向かうため、一直線に走った。
今、悔しくて、悲しくて、たまらない…………。
今走るのを止めてしまえば、崩れ落ちて泣きそうだ。
だからあたしは走る――…
涙をこらえて――――…
ギィッ
屋上のドアを開けた瞬間、あたしの我慢糸が切れた。
『………ハァ…………っ………ゥッ………』
誰もいない静かな屋上―――――…。
屋上は天国に一番近い場所だ。
そこであたしは静かに泣き続ける――――…。
『別れるよ。』
あの言葉、考えた事もなかったし、別れると告げるのは蓮の方からだって思ってた―――…。
まさか、別れるなんて…………。

