「………っ!!!」
『お前は全く分かってねぇ。昔のあたしも今のあたしも!!!』
あたしは金井の胸ぐらを掴んだ。
『あたしは今まで誰も恨んだりしてねぇ!!母さんだって最低な人間だったけど、恨んだ事なんてないんだよ。
お前があたしの過去を話したってあたしは何も思わねぇ。でも、蓮がいるんだったら別だ。アイツには幸せになってもらわないといけねぇんだよ!』
「だったら『別れるよ。』
別れるなんて言葉………
あたしの口から出ると思わなかった。
『別れるよ。……でも、あたしはお前の物にはならねぇ。お前の彼女になるんだったら死んだ方が本望だ。あたしの過去を言うのは構わないが、蓮を巻き込むんじゃねぇよ。………じゃあな。』
あたしは図書室を出ていって、一直線に走っていった―――。
誰かがあたしを見ていたけど今はそんなの気にしてられない。
向かうは―――
屋上―――――…。

