あたしは看護師の若葉さんに連れられて《カンファレンスルーム》という場所に来た。 暗くはないんだけど、なんか嫌な感じで、部屋の中で夏樹先生が座って待っていた。 「座って楽にしてね。お話聞くだけだから大丈夫だよ。」 若葉さんの優しい声で落ち着く。 「…悠里ちゃんにお話があるって僕、言ったよね?そのお話は悠里ちゃんの身体のことなんだ。」 「からだのこと?」 小3のあたしには思いつかないことを夏樹先生は言い出した。