無理やり目をつぶったものの眠れない。 コンコンっ! ドアをリズムよく叩く音。 「入ってもいいかな?」 男の人の声に一瞬びっくりする。 でもちゃんと答えなきゃ。 「…はい。」 数秒ほど間があって入ってくる白衣の男の人。 「気分はどう?苦しかったりするかな?」 「…だれ?」 問いかけに無視して聞いてしまった。 だって気になるんだもん。