「んっ…」 ここ…どこだろう? そう思っていると、 「あっ!気がついた?気分はどう?」 女の人が近づいてきてあたしの顔を覗き込む。 「ここ、病院だよ。倒れたこと覚えてるかな?」 「倒れたんだ…」 少しずつ記憶がよみがえってくる。 「先生呼んでくるから、ちょっと待っててね」 そう言って出ていった。 1人の部屋にいるとスゴく不安になる。 あたしは布団に潜って目をつぶった。