「え……??それって……」


「そのままの意味…よ。
アタシはセンパイのコトが好きなの。もちろん…異性として。」







伊織のチーズケーキを挟んで。

対峙するあたしとセンパイ。







もう、友達だった昨日には戻れない。









「今すぐに答をくれとは言わない。
考えて欲しいの。本当に…あたしが入る隙間がないのかどうか。」






あたしは訴えるように

センパイの目をまっすぐに見つめて懇願する。







「一ノ瀬……」








センパイの声も震えていた。



その…信じられないという目つきが私の心を激しく傷つける。





“なんでお前なんだ”





って言われてるみたいで。





“お前なんかじゃダメだ”








って言われてるみたいで、やりきれない。