…ギィッ…。 Cobraの赤い扉がゆっくりと開く。 赤い扉の先には… 「アレッ?!また一ノ瀬来てたのか?」 「いちゃ悪い?」 私のお目当ての人が…姿を見せた。 「祐吾!!!俺、とりあえずビールとオムライス!!」 「ハイハイ。すぐ作るからちょっと待ってろ。」 「オウ!! じゃ、一ノ瀬。隣、座っていいか?」 「ハイハイ。ご自由に。」 嬉しそうに祐吾と話す彼は…、祐吾の親友。 彼の名前は…藤堂秀人。 私の… 不毛な片想いの相手だ。