なんなの、この人!! 私は弱虫なんかじゃないわよ!! 伊織とセンパイとの友情を大切にしてるだけっ!!!! 「あたしは…傷つけたくないだけです!!このカンケイを!!!」 部長さんをキッと睨んで言い返すと。 部長さんはフッと冷たく笑ってこう言った。 「理央ちゃんは自分が傷つきたくないだけでしょ?」 …え……? 部長さんの言葉に、ふとゆるむ視線。 「カンケイを壊したくないなんて言い訳をして。 自分が大事な理央ちゃんは、自分が傷つくのが怖いだけなんでしょ?」