サッとエプロンをソファーの上に脱ぎ捨てると 「高宮~!!俺達ちょっと出かけてくるね~。」 ルンルンしながら私の腕を引っ張って。 強引にリビングの扉を開けてしまった。 えぇ~~っ!!?? なに、この人~っ!!!!! そう思ったのは、あたしだけではなかったらしく。 「桐谷慎っ!!!??」 バタンッと扉を開けて。 伊織までが外に出てきてしまった。