「早坂さん。
あなたが桐谷慎を許せないのと同じように、彼もあの日の自分自身を許せる日は永遠にこないでしょう。

無限ループの苦しみは二人とも同じです…。」







イブの死は事故。

誰も悪くなんてないよ。








あの日イブの手を離した桐谷慎も。

桐谷慎を行ってきてと見送ったイブも。







誰も何も悪くない。










ただ…

神様の悲しいイタズラに巻き込まれてしまっただけ。










「早坂さん。
こんなことしても…、イブは生き返ったりしません。」










悲しいけれど

苦しいけれど

…それが現実。









「私たちは前を向いて生きてるんです。
過去にとらわれたまんま、後ろばかり見ていたら何も始まらない。」