汗だくで真っ青な顔をした俺とは対照的に、のほほ~んとのんびり笑顔な桐谷部長。 「あれ~?藤堂に田中さん。二人揃ってど~したの~?」 カッチーーーン!!!!!! コイツ… 一発殴ってもいいかっ?! 「留守電聞いてないんスか!!??今SGの件で本社は大揺れなんです。 今すぐ東京に戻りましょう!!!!!!!」 ドカドカと荒い足音をたてながら桐谷部長の近くに進んで行くと。 「ふ~~~ん。 龍が動くの……、意外と遅かったなあ。」 そう言って。 桐谷部長はニヤリと笑った。