「正気だよ。 それで亜美が抱けるんならそれでいいと思ったんだ。 亜美も…そうしてくれって頼んできたしな。」 表情すら変えず。 悪びれもせずに。 そんな最低な行為を淡々と話す祐吾に吐き気を覚える。 「アンタも水島亜美も大バカよ!!! やっていいことと悪いことがあるでしょう!!?」 祐吾も祐吾だけど水島亜美も水島亜美だ。 センパイを繋ぎ止める為だけに、祐吾も赤ちゃんも利用した。 同じオンナとして……、絶対に許せない。 心底そう思った。