「ありがとう…、桐谷慎。」





少しあまのじゃくで見えにくい。

彼の優しさに素直にありがとうを伝えると






「感謝してるなら、カラダで返して?」








エロ魔神はイタズラっぽく私に微笑む。







――ホント…、素直じゃないんだから。









ハァとため息を吐いて、彼の頬にキスをすると






「…物足りない。」







ブスッとしながらそう言って。










「カラダで返すって……、こういうことだよ?」








ニヤリと笑って、私を再びベッドに押し倒した。







「ちゃんと話そう?
心と…カラダで♪」





そう言って笑う悪魔な天使に。

私は何度も何度も、真っ白なお気軽な天国に連れて行かれたのは…言うまでもない。