~Side 伊織~ 桐谷慎とのHに溺れて気を失った後。 私は… 彼の腕の中で夢を見た。 私の目の前にいたのは、私にそっくりな顔をした女の子。 一瞬自分が鏡に映ってるのかと思ってギョッとしたけれど…。 コレはイブだと直感で理解した。 怖いほど。 気持ち悪いほど似ている顔を悲しそうに歪めながら 「羨ましいのは私のほう。 慎ちゃんの未来にいるあなたが本当に羨ましい…。」 イブはそう言って。 煙のようにフッと消え去った。