キョトーンとしたまま。

唖然とした表情で私を見つめる桐谷慎。








「すご…。高宮そんなにお腹減ってたの…??」


「ちっ…ちがうっ!!」







断言する!!

私、お腹はあんまり空いてない!!



なのに…

どうして鳴ったの、私のお腹~~っ(涙)








自分の体を恨めしく思いながら。

でもなんとか桐谷慎の視線から逃げたくて。







「ほ、ほら。
いろいろ緊迫するシーンが続いてたからさ!!ホンワカして内臓も落ち着いたというか!!なんというか!!」






ワタワタしながら答えると、桐谷慎はプッと吹き出した。