君を想うとⅡ~Secret love~



リビングに入ると


「あ、ソファーじゃなくてコッチに座って?」


ダイニングテーブルに誘導された。







「えっ?なんで?」



いつもはソファーでくつろぎながらいろんな話をするのに…。


何か意味があるのかな…。






不思議に思って首を傾げると


「ねぇ。それってわざと?」


桐谷慎は私の頬にゆっくりと手を当てる。







はっ?なにが??!!







言ってる意味がよくわからなくてキョトーンと桐谷慎を見つめていると




「本当…煽り上手だよね、高宮は。」






そう言って笑って。

チュッと私の唇に触れるだけのキスをした。