「早坂さん、もうやめて!!!!!! これ以上は聞きたくない!!!!!!」 私の中の幸せを壊さないで。 私の中の桐谷慎を歪ませないで。 お願いだから…、 イブの身代わりにしかすぎない私に気づかせないで!!!!! 泣きじゃくりながら“もう沢山だ”と言わんばかりに両耳に両手を当てて、首をブンブンと左右に振ると。 「高宮さん、俺は君を責めてるワケじゃないよ?」 早坂さんは困った顔をして。 私の頭を優しく撫でた。 「ただ…キミが心配なんだ。」 と呟きながら。