信じたい。 私だって桐谷慎のコトは信じたいよ。 だけど… これは信じるとか信じないとかの問題じゃない気がする。 うまく言えない。 うまく言えないけれど、私は桐谷慎に“裏切られた”って思ってしまった。 何度も何度も体を重ねて愛し合ったクセに。 ちょっとしゅーちゃんと話しただけで、ヤキモチ妬いてイライラするクセに。 私のコトが好きだって言ったクセに。 どうしてイブの香りを捨てられないの? なんでその香りをまとったまんま、私を抱いたの? ひどい。 ひどいよ、桐谷慎。