もーっ!! ワガママなんだから!! 席を外すコトをしゅーちゃんに謝って。 イライラしながら給湯室でキリマンジャロを淹れて。 自分用にはハーブティーを淹れて。 紙コップにうつしかえて屋上の階段をゆっくり登って、扉を開けると 「遅かったね。」 フェンスにもたれながら、タバコの煙をフゥと吐き出して。 フェロモンをたっぷり出しながら、見とれるくらいセクシーな顔をして。 桐谷慎が微笑んでいた。