しゅーちゃんのおかげで
“なんだか和やかほんわかムード”
につつまれていた我が広報部の雰囲気を一気に氷点下に落としこんだのは……
「ふ~ん。余裕だね~、藤堂??」
やっぱり悪魔なアイツだった。
「あ、部長。」
「なんか盛り上がってたみたいだけど…、やることちゃんとやってんの?」
「あ、ハイ。
例の宣材プランはこちらにまとめてありますので、目を通して頂きたいです。
あと…バスケ関連のプランは高宮さんに協力してもらって、まとめている最中です。」
そう言って、しゅーちゃんが桐谷慎にプランを見せると。
桐谷慎はパラパラと資料に目を通して…
「うん…、文句なし。
このまま会議にかけて、じい様方の了承を得よう。」
と、ニッコリと微笑んだ。



