「わかったらとっとと謝りに行ってこい!!!!」 「ヒッ、はっ…はいっ!!!」 ヨロヨロしながらカバンを持って広報部の扉を出ていく新人クン。 そして… 残された黒い空気…。 桐谷慎は、ハァと大きくため息をつくとタバコを持って外に出て行ってしまった。 多分…、喫煙所で一服して気持ちを落ち着かせたいんだろう。 それにしても… アイツは怖い。 一緒に仕事をしてるとしみじみ思う。 なんで… 私はあんな人が好きなんだろう…と。