「は?意味がわかんない。なんであたしが悪いのよ。」





アレは全面的にアンタが悪いでしょうよ。






負けずに言い返すと






「だって…知らなかった!!!!」







伊織は目を真っ赤にしながら、叫んだ。








「理央の好きな人がしゅーちゃんだったなんて…。
理央、一言も言ってくれなかったじゃない!!!!!」








伊織………。








伊織は目をグッと見開きながら。

涙をこらえた赤い目をしてあたしを睨む。







「なんで…言ってくれなかったの!!??」