あたしはセンパイの真ん前に立って、真っ直ぐに目を見据える。






「あたしと…SEXしよ…??」







もう…頭で考えるのはやめにする。

アタシはアンタが欲しい。

どう思われたって…もういいや。







アタシはセンパイの厚くて大きな胸に飛び込むと



「センパイ、……SEXしよ…??」




そう言って。

ギュっと彼の腰を抱きしめた。









初めて抱きしめたセンパイの体は筋肉質で、逞しかった。





あんなにも恋い焦がれた人の胸の中。

どんどん熱っぽくなる体とは対照的に、どんどん冷たくなる心の中。








大好きな人の胸の中にいるのに寂しい。



この気持ちはなんなんだろう。