「すっごーい、よだれが出ちゃう」 兼高によって、リビングのソファーに放り投げられていた璃美が、いつのまにかテーブルを覗き込んでいた。 「なんだ、食べ物が出たとたんに酔いが覚めたのかぁ」 兼高が呆れ顔で言った。 「よかった、よかった。こんなご馳走食べ損ねたら一生後悔しますよ」 公作が言った。 「さすが、公作さんてば優しーい。はるちゃん幸せっ」 瑠美が公作の腕にぶら下がった。 「お前なぁ、もう少し寝てろ!!」 瑠美の態度に、兼高がおでこをつついた。