「おや、チャド早かったね。もう少しでできるから、お客様に飲み物でもお出ししてて」
玄関からすぐに広いリビングルームになっていて、右手奥にキッチンがある。そこから母親は声を張り上げてそう言った。
「ビッグママ、元気!!」
兼高はチャドの後に続いてキッチンに入り、同じように抱きついた。
「私の日本のぼーや、半年に一回は顔を出さないと忘れちゃうよ」
ビッグママは、今度はちゃんと向き直って兼高を抱きしめた。
「僕のほうは、一日だって忘れたことはないけどなぁ」
二人は再びしっかり抱き合った。
「あまえんぼうさん。この分じゃガールフレンドはまだだね。それとも、もしかしてそちらのキュートガールが?」
ビッグママは瑠美を見てウインクした。



