「そーれ見ろっ。イザとなると女の子なんて弱いもんだ。俺のクサイ芝居にひっかかるくらい冷静さも失くすしな。山崎だってもしかして空手の有段者かもしれないだろ。以後こころしてかかれよ」 兼高は瑠美を解放すると、優しくウィンクした。 瑠美は暫くうつむいた後、涙目の鼻声で言えった。 「ボスぅ、きてくれてありがと!」