「僕は、4年前に会社を辞めて世界を放浪していた先輩が、帰ってきて旅行代理店を開きパートナーを募集してるから、その気があるなら問い合わせてみれば?って言っただけだよ」 雄一朗は両手の平を瑠美に向けて、〔声を抑えて〕というようなジェスチャーをした。 「はぁ~、そうだったかなぁ」 瑠美はため息をついた。 過去の例から言って、大概は雄一朗の記憶が正しいことを認識してる。