8時を少しまわった頃、兼高と瑠美は米山夫妻の部屋をノックした。 「サンセットはいかがでしたか?」 兼高が尋ねた。 「素晴らしかったです。この世の楽園のようでした」 二人は満足そうに頷いた。 「よかった。ここのコンドミニアムは、最上階も知人の持ち物なのですが、このくらいの階のほうがハワイの景色が一番美しく見えると私は思うのです」 兼高が謙虚にそう言った。 「さあ、ボス。チャドが待ってますよ。次のお楽しみにまいりましょう」 瑠美がそう言って催促をした。